2019年02月27日

もぐさ工場見学

2月24日は、はり師・きゅう師の国家試験日でしたね。
受験生の皆さまお疲れさまでした。

この日にわたしは、治療室はお休みをいただき、
鍼灸学生の頃からの念願だったもぐさ工場の見学に行ってきましたよface22

学生時代の実習では、山正さんの日本一黄金山(もぐさの商品名)には
大変お世話になりました。


見学場所は、滋賀県の長浜にある山正さん。


工場の駐車場からは、伊吹山が見えましたface01


工場は、新しくきれいな建物でした。


工場に侵入ですface25icon12


案内をしてくださった工場長さん。


こちらは、原料となる収穫された乾燥ヨモギ。収穫時期は、5~6月だそう。
時代が変わってもすべて機械化できない手作業のため、とても手間がかかり、
この作業を行う農家さんが少なく、ヨモギの価格がどんどん上がっているとのこと。


天日干ししたヨモギを2%以下の水分量に乾燥させるため加熱乾燥を行います。


その後、乾燥ヨモギを粉砕機にかけ、石臼でひいていきます。3つの石臼を使い、
一番臼で粗く引いたものを二番、三番臼で調整していきます。


こちらの長通しで、不純物と繊維に分けていきます。


一番下に不純物の粉が落ちます。


さらに二台の唐箕(とうみ)を使って仕上げていきます。


唐箕の下にも不純物の粉が落ちます。


こちらがもぐさ完成品。

原料の乾燥ヨモギからもぐさとして精製されるのは、わずか4%。
本当に、貴重な、自然からの大切な恵です。


工場見学の後は、鍼との相乗効果のあるお顔のお灸施術を
唐沢先生から学んできました。

山正さんのもぐさ工場の中は、フレッシュなもぐさの香りが自然に漂っていて、
それだけで、お灸好きにはイヤシロチでしたよface05

一緒に見学をした皆様とのマニアックなお灸談義も楽しかったです。

お休みのところ工場を開けて準備をしてくださっていた山正の皆さま、
講座を担当してくださった唐沢先生、
見学をご一緒してくださいました皆さま、一日お世話になり、ありがとうございましたemoji01face22

  


Posted by pica pica at 13:05Comments(0)お灸